タイトル
<冬の野鳥の観察(キープ協会内)>
日  時2003年11月16日 10:00〜12:20
天  候
参加人数40名
コ ー ス県立八ヶ岳ふれあいセンター 〜 ユースキャンプ場〜
ヤマネミュージアム〜キープ農場〜パン工房〜
ふれあいセンター
観察野鳥ヒガラ,シジュウカラ,カシラダカ,ハシブトガラス、
キジ,トビなど



山梨県立八ヶ岳ふれあいセンターには日曜日ということもあり40名も集まりました。 始めに大作副代表からハクビシンの子を保護した経緯について説明があり,これから 県の鳥獣保護センターへ持っていく旨の説明がありました。

そのあと野鳥観察に出発。 今回はふれあいセンター周辺の林と草原での観察です。 今年は渡り鳥の飛来がやや遅いようで,今回のバードウォッチングでも冬鳥はカシラダカだけでした。  野鳥の見つけ方,野鳥の識別方法,巣箱の種類,動物の足跡の見方など齋藤代表からの興味深い説明に 参加者は熱心に耳を傾けていました。



写真1 写真2

ふれあいセンター内での参加会員の記帳や新規会員の登録の様子

大作副代表のハクビシン保護の説明および今後のイベントの説明

写真3 写真45

大作副代表が保護したハクビシンの子供(生後3ヶ月位)

本日の野鳥観察会について説明する齋藤代表

写真5 写真6

ふれあいセンター前の出発風景

センター前の道路を行く

写真7 写真8

鳥の巣について説明する齋藤代表

カケスの巣?

巣が丸みをおびていればリスの可能性が高いのですが、少しへこんでいるようなので、カケスの巣の可能性が高いと思われます。 木の枝に巣を作る鳥は巣箱を利用しません。巣箱に入る鳥は自然界では樹洞を利用しています。

写真9 写真10

今の時期は木の葉が落ちているので野鳥の姿は見つけやすいのです。 シジュウカラの仲間はアカマツなどの針葉樹に群れていることが多く、また木の実のあるところも集まりやすい場所です。

マユミの実
実を食する野鳥もいます。

写真11 写真12

林の中をヤマネミュージアム方向へ。 途中木の幹に次の写真のようないろいろな巣箱が掛けられていました。

コウモリの巣箱…矢印のところにコウモリが入る隙間があります。

写真13 写真14

コウモリの巣箱にアカゲラが穴(上の矢印)を開けました。穴のすぐ下の部分は足のつめで引っかいた跡。 アカゲラは尾羽の羽軸で体を支えるため尾羽の当たる部分(下の矢印)がやや白くなっています。

ヤマネの巣箱。通常の野鳥の巣箱とは逆に裏側に穴(矢印の先)を開けてあります。

写真15 写真16

潅木が密生している付近にカシラダカがいました。潅木や藪は小鳥にとっては 身を隠したり餌取りするための大切な場所です。このような環境を守っていく必要があります。

ズミの木
木の実は野鳥が好む餌です。

写真17 写真18

ハシブトガラス

あれはハシボソガラスかハシブトガラスか…う〜ん

ハシボソガラスとの区別は額からくちばしまでの形で判断します。 額とくちばしの間に段が見られるのはハシブトガラスで額からほぼ直線になっていればハシボソガラス。
(肉眼では鳥の種類が分からず双眼鏡でやっとカラスと分かる)

写真19 写真20

       キジ
この牧草地にはキジの姿が多く見られます。 (この写真ではキジらしく見えませんね…小型カメラの限界です)

     牛の足跡
牛の足跡を覚えるとその他の四足の動物の足跡を見たとき 牛との比較ができるため判断しやすくなります。

写真21

ふれあいセンター前で記念撮影


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