タイトル
< キノコ観察会 >
日  時2005年9月6日(火曜日) 9:30〜11:40
天  候
参加人数16名
コ ー スキープ協会周辺遊歩道



台風の接近で観察会の実施が危ぶまれていましたが、曇のままで何とか降らずに持ちこたえてくれました。このような天候の中を 16名の参加者が八ヶ岳南麓でのキノコ観察会に集まりました。キノコ観察会のガイド役は当クラブ切ってのキノコ通である木村友浩さんです。

キノコの種類は非常に多く、目で見ただけでは種類を確定できないものが多くあります。 キノコの専門家といわれる人でも全てのキノコを知っている方はいないそうです(名前の付いていないきのこも沢山ありますから)。

またキノコは落ち葉などを栄養にしているもの(腐生菌)と地表近くの浅い木の根と共生しているもの(菌根菌)は地上から発生し、 倒木や生木を分解・栄養にするもの(木材腐朽菌)は木から発生します。笹や下草が多いところは発生が少ない傾向があります。 キノコの生長には水分が必要で、雨が降った後2〜4日で発生が多くなります。このような傾向を知ってキノコを探すと身近なところで、 いろいろなキノコに出会えるでしょう。



写真1 写真2

八ヶ岳自然ふれあいセンター駐車場に集まった会員たち

挨拶する齋藤代表

写3真 写真4

キノコ観察ガイドの木村さん

草原を横切って森の遊歩道へ向かいます。

写5真 写真6

キノコのようには見えませんが、木にびっしりとくっついているコウヤクタケの仲間のキノコです。

写真7 写真8

このようなキノコは木を腐らせるので林業関係者からは害菌といって嫌われています。

木の根が浅く横に伸びている所では根に共生するキノコが生えやすい。

写真9 写真10

外観はきれいなキノコに見えますが、裂くと内部は虫に食われて黒くなっていました。


遊歩道脇で多くのキノコが観察されました。

写真11 写真12 写真13

クロハツ

カバイロツルタケ

ホウキタケの仲間

写真14 写真15 写真16

チチタケの仲間

クロハツ

イボダケの仲間

写真17 写真18 写真19

チョウジタケ

カブベニチャ

ドクベニタケの仲間

写真20 写真21 写真22

  ホコリタケの仲間
真っ白なマシュマロのような感じ

  成熟したホコリタケ
傘を破ると胞子が飛び出します

ドクベニタケの仲間

写真23 写真24 写真25

チチタケ・・・傘を破ると白い乳液が滴り落ちます。

クサハツ

写真26 写真27 写真28

フウセンタケの仲間

ツルタケダマシ

キイボカサタケ

写真29 写真30 写真31

シロハツの仲間

傘が開く前のタマゴタケ

傘が開いたタマゴタケ。
傘の裏のヒダも黄色いのが特長


写真32

よく似たキノコが多く、図鑑を見ても種類を確定するのはなかなか 難しい。最終的には顕微鏡で胞子をみて確定する必要があります。

写真33 写真34

デジカメ持参の会員も多く、写真撮影に熱が入ります。

ヤマネミュージアム横を通って戻ります。

写真35

毎年キノコの毒に当たる事故がありますが、採取したきのこは、「食用」きのこ と確定 できないかぎり食べないことです。 専門家に依頼すること、迷ったら食べないことを 原則に! 「 食用 」キノコでも初めて食べるきのこは、少量食べて様子を見ましょう。 きのこは消化が良くないので、食べ過ぎないことも重要、と締めくくる木村さん。

写真36 写真37

10月の飯盛山の山野草観察会と川俣渓谷の
紅葉狩りについて説明する飯田事務局長

今月下旬の鷹の渡り観察会について説明する
山路さん


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