八ヶ岳の王者「ニホンジカ」
私たち、八ヶ岳南麓に在住する自然観察者で構成する自然保護グループ「八ヶ岳自然クラブ」では、三年前より南麓に生息する「ニホンジカ生息調査」を毎冬八回ほど行っています。過去二冬の最高頭数は二百六十頭(平成十五年二月下旬)でした。南麓全体での頭数は推計しかできませんが、確実に頭数増加、生息拡大が見られます。写真は、大泉村泉郷で撮影した雄シカですが、この堂々とした姿には、なにか畏敬の念さえ感じられます。しかし、このシカは人間に対して極度の警戒心を持つのか、シャッター二回で林の中に姿を消してしまいました。「八ヶ岳の王者」とも呼べるニホンジカとの共存策を、真剣に検討すべき時期に来ていると思います。
(大作 栄一郎)