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八ヶ岳自然散策

カタクリ(片栗)

【2006年4月】
ユリ科 カタクリ属
カタクリは、日本各地の山野や山すそに自生する多年草。
桜の咲く頃、カタクリが咲いているのを見つけました。
春の花として万葉の昔から人々に愛されてきた花です。
山野の湿り気のある場所に群生して、向き合って広げた葉の間から花を一つ咲かせます。花は日があたると開くが、雨の日などはつぼんだままです。天気の悪い日や、夜には花を閉じてしまいます。種がこぼれてから花が咲くまで7~8年掛かるそうです。花の姿が可憐で、スプリングエフェメラル(早春の妖精)ともいわれています。昔は鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として調理に使っていたようです。
(撮影:市川富美子)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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