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八ヶ岳自然散策

つらら

【2009年2月】
八ヶ岳の自然はとても豊かで、力強く、美しく、四季折々の顔を見せてくれる。極寒のある日、望遠レンズを抱えて厳しい冬の顔をあちこちのぞいていた。雪の上にはイノシシ、ノウサギ、キツネ、ネズミの仲間の足跡が道に沿ったり、崖下に降りていったり、山の頂上に向かっていったり、立ち止まって様子をうかがいうろうろしたりと、活発なラインを引いていた。食糧事情が厳しいのでしょう、エサを探して夜間活動ご苦労様です。
レンズに突然きれいな被写体が映った。カエルの卵?、いもむし?、ビー玉?。
凍らないで流れる小川の水しぶきが、岸の枯れ草にはねて凍りついた”つらら”だった。あまりの綺麗さに翌日再び訪れたが、別の形の”つらら”に顔を変えていた。
(撮影:小暮 克彦)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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