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八ヶ岳に舞うアサギマダラ
八ヶ岳の高原や山麓で普通に見られるこの蝶は長距離を移動することで知られる。夏に本土で生育し、秋に台湾付近まで南下する。 そして翌春には次世代の蝶が北上して戻るという。
これらのことは翅にマーキングをして放し、その追跡調査で分ってきた。 なぜ4ヶ月程の寿命しかない蝶が、あえて“わたり”を繰り返すのだろうか。
食草であるイケマは八ケ岳の麓にたくさんあり、ここを安住の地とした方が確実に子孫を残せると思うのだが。 さらに不思議なことに垂直移動もこなし、この写真のように八ケ岳の高山にまで登って、イブキジャコウソウを吸蜜していた。 (文・写真 青木興家)