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八ヶ岳自然散策

ニホンリスと貯食

【2013年12月】
我が家のクルミの木の根元にいくつも落ちている実。半分に割ってあるものはまるで職人技。 硬い殻の中の実を食べることができるのは、リスや赤ネズミなど一部の動物に限られている。
リスは食べ物が無くなる冬に備え貯食といって、食糧を地面を掘って埋めたり、樹上に蓄えている。
ニホンリスは春と秋の2回、毛が抜け変わる。右上の写真は茶色の夏毛、落花生を両手でうまく食べているところ。 時には竹串ごと持ち去り、餌台には無残に折られた根元だけ残っていることもある。
カラマツの木を降りている写真は灰色の冬毛、野鳥の餌台まで行ったり来たりして餌の確保に忙しい。 まさに師走の光景。自然界の動物たちは、これから厳しい越冬生活に入る。(文・写真 藤田宣彦)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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