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子どもたちを魅了するオニヤンマ
観察会に訪れる子どもたちはカブト虫ファンが多いのだが、オニヤンマが飛翔している姿に出会ったら我を忘れて追い駈ける。
オニヤンマは水辺を舞う虫を空中で捉えるため、子どもの目線の高さを飛ぶ。 黒と黄色の縞模様を装い、大きな翅をふるわせ、あの大きな眼と視線を合わせたら瞬く間にとりこになってしまう。
網で捕え、4枚の翅を子どもたちの指に挟んで観察する。五万個の眼が集まっているといわれる複眼は、 どこまでも澄んだヒスイ色をしていて魅了される。何でも噛み砕きそうな顎、翅を震わせる筋肉、捉えた虫を離さない脚の爪など、どれもが一級品だ。 それを目にして感激する子らの顔も一級品だ。    (文・写真 青木興家)