【2022年4月】
毎年4月の半ばになると会うのを楽しみにしている花がある。
八ヶ岳南麓、川俣川の谷間に咲くクモイコザクラ(雲居小桜)は、サクラソウ科コイワザクラの一変種とされ
別名キヨサトコザクラとも言われている。
大きな群落があるのは川俣川東沢を暫く遡った辺りだが、実は清泉寮近くの岩陰でも花数は少ないが見る事が出来る。
急な斜面のトレールを下ると湿った岩壁に張り付く様に咲いているが、足元ばかり気にしていると見逃してしまうかも。
この写真の株は数少ない白花だが一番多いのはピンク色、
色の濃さのバリエーションは多様で自分の好きな色の株を見つけるのも楽しい。
この時期、清里周辺もやっと新緑に包まれ野鳥の声も華やかな頃、ランチを持って渓谷に降りるのも楽しい。
(文・写真 渡辺 秀正)