【2022年9月】
夏が終わりに近づいてくると高原ではサラシナショウマの花穂が伸びブラシのような形状の花を咲かせます。
草丈150cmにもなるので群生するとなかなか存在感があり秋の楽しみにしている花のひとつです。
ブラシ状に咲いた花は秋に袋果となり焦げ茶色に変化し種を準備して冬を迎えます。
サラシナショウマは根茎を薬用とし、解熱、解毒、鎮痛などの目的で漢方薬として使われてきました。
よく知られている植物であるためショウマの名前は他の植物にも使われています。
トリアシショウマ(ユキノシタ科)とヤマブキショウマ(バラ科)、レンゲショウマ(キンポウゲ科)、キレンゲショウマ(アジサイ科)
など科が多く、花は似ていないものもあります。
(文・写真 渡辺 真由美)