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八ヶ岳自然散策

宝石となったサルオガセ

写真 【2023年1月】
 八ヶ岳の魅力は厳冬の頃にあり。 特に北八ヶ岳は適度な積雪と寒さで、冬以外の季節には見られない面白いものを見ることが出来る。
 早朝、木の幹や枝に絡みついたサルオガセに空気中の水分が棘状の結晶(スパイン)となって付いていた。 まるで氷の国の女王の首飾りの様。
でも陽の光が差し、温度が上がる午後になるとこれも消えてしまう、うたかたの芸術品。 さあ、ストーブの前から離れスノーシューを履いて森に入ってみよう。 何か宝物が見つかるかもしれない。
 
(撮影場所:北八ヶ岳天祥寺原付近、ビーナスラインの竜源橋からハイキングコースを辿ると気持ちの良い雪原が広がる天祥寺原に出る。 往復3時間ほどの簡単なスノートレッキングコース)

(文・写真 渡辺 秀正)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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