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八ヶ岳自然散策

カスミザクラ (バラ科 サクラ属)

写真 【2023年4月】
八ヶ岳南麓では、3月下旬から5月上旬まで『桜』を楽しむことができる。 これらの桜は、エドヒガン系・ソメイヨシノ・ヤマザクラ系の3種類に大別される。
 
エドヒガン系の代表が、実相寺の神代桜や神田の大糸桜であり、長寿命のものが多い。
ソメイヨシノは清春芸術村や眞原桜並木、学校や公園等に植えられている桜であるが、 江戸末期に駒込染井村の植木職人により挿し木で増やされたもので、すべて同じ遺伝子である。
そして、山林や雑木林などに自生している『山桜』がこのカスミザクラである。
 
山梨には、天然のヤマザクラは稀とのこと。カスミザクラはヤマザクラの仲間であり、 葉と花が同時に出ることや枝が上向きに伸びることは同じであるが、花が白っぽく、霞んで見えることから区別される。

(文・写真 佐藤 元昭)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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