タイトル

[ 第5回八ヶ岳自然講座  樹木観察会 ]

日  時2011年11月13日(日曜日) 8:30〜12:00
天  候
参加人数20名
コ ー ス まきば公園上駐車場〜八ヶ岳牧場〜第1集団生息地〜
第2集団生息地〜八ヶ岳牧場〜まきば公園上駐車場


希少種ヤツガタケトウヒを観察する本年度最後の八ヶ岳自然講座。当初7月の予定が悪天候で延期されたものだが、 そのかいがあって絶好の好天に恵まれた。八ヶ岳牧場のご好意により4台の車に分乗して牧場奥深くまで入り、 車を降りるとそこには正面に富士山をはじめ素晴らしい展望が広がっていて一同歓声をあげた。

本日の講師田中智氏より概略の説明を受けてからいよいよスタート。 少し急な登り、笹の茂る道なき道を進んで大木が生息している第1集団地に到着。円錐状に均整のとれた姿をみせるヤツガタケトウヒ、 同じく希少種のヒメバラモミ、イラモミ、トウヒ等の特徴と判別法をわかりやすく解説いただいた。 そのあと谷を越えて第2集団地へ移動、第1集団地よりは多少小型ではあるが沢山の球果をつけたヤツガタケトウヒと 主峰赤岳をバックに記念撮影をして心にしっかりと刻みつけた。

今回のヤツガタケトウヒ観察場所は山梨県随一の群生地といわれ、 一番大きいものは直径約80センチで樹齢は200年を超えるのではないかとのことだった。 ヤツガタケトウヒもヒメバラモミも山梨県レッドデータブックの絶滅危惧種T類に属する大変貴重な植物で、 自然更新が難しい種であることから今後も減少が心配される。 実態を認識し、知識を深めて維持・保護していかなければならないと参加者全員が感じたことであろう。



写真1 写真2

田中さんと渡辺富好さん

車を降りた地点での説明

写真3 写真4

説明になるほど!

均整のとれたヤツガタケトウヒ

写真5

ヤツガタケトウヒと赤岳を背景に

写真6 写真7 写真8

ツルウメモドキの実

アズキナシ?の実

No.1のヤツガタケトウヒ


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