≪毒草放談≫
日  時 2月21日(土)13:30 〜 15:30
天  候 曇り時々小雨
参加人数 35名(会員23名、一般11名)
場  所  大泉総合会館
講  師 佐藤元昭氏
     (自然保護協会自然観察指導員、入笠ボランティア協会世話人)



植物は栄養を自分で作り出すものの他からは食される存在である。しかし、動いて逃げることができないため、防衛手段の一つとして毒を持つ。 毒は植物の生育時期によって強さが違う。また、同じ科の植物は同じ毒を持つ。動物が食べる植物とはその植物の毒に対し、その動物が感受性がないか、分解酵素を持っている、あるいは、その毒に対して体内に肝という解毒組織があり解毒できる範囲ということかもしれない。 人間の場合は、加えて、調理などにより毒を除去したり、希釈して食している。

 以上のような講義内容であったが、人間に及ぼす毒の種類(ポツリヌス菌・フグ毒他)や、毒の強さ、そして、植物ごと(梅・桃の種・じゃがいも・蕨・アジサイ・イヌサフラン・トリカブト・ハシリドコロ他多数)の毒の種類・強さ・摂取した時の症状等などを詳しく話していただいた。また、講義により、人はこの毒を昔から治療に利用してきたなど初めて知ったこともあった。

全体を通して大変興味深い講義であった。







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