北杜市立高根東小学校生活科(団栗遊び)
《団栗マラカス作り、団栗独楽作り、団栗的当てゲーム》
日  時 10月22日(火)9:00〜10:20
場  所 高根東小学校体育館
対  象 小学一年生30名 
案  内 佐藤元昭 さん(八ヶ岳自然クラブ会員)



9時に体育館に案内されると、マラカス用の空のペットボトルを持った児童が既に集まっていた。
演台には、事前に集めて茹でて乾燥したおいたクヌギの団栗が数kgとミズナラ団栗(生)が数十個用意され、ホワイトボードには、今日の内容が表示されていた。

1 マラカス
各自が用意したペットボトルに団栗を入れて音を出す遊びだが、カラーペンやカラーテープでボトルを飾っている子供も多くいて、作品を見せに来る子供も多かった。 振って音を楽しむ子は余り多くなく、ボトルを飾る方に興味があったようである。

2 どんぐりごま
一年生に錐を扱わせるのは危険が伴うと言うことで、子供達がマラカスを作っている間に、先生方にも手伝って貰って、錐で団栗の底に穴を空けて置いた。 これに、爪楊枝を短くした心棒を差し込めば独楽になる。 作り方を説明した後に、見本として独楽を回して見せたり、軸を下にして逆さに回して見せたりした。 逆さ回しには歓声が上がり大好評であったが、独楽を普通に回せた子供も少なく、特に軸を下にして逆さに回せる子は誰も居らず、何度も逆さ回しをせがまれた。 指で軸を捻る動作が難しいようであった。

3.まとあてゲーム
 模造紙に同心円を書いて中心より5.4.3.2.1.と点数を書き、これを狙って団栗を3回投げて合計点を競うゲームであり、足し算の復習にもなる。 力が入りすぎて団栗が遠くにまで転がり、それを追いかけて走り回る子供達と、上手く的に当たった子供への歓声や大声で点数を確認する声等で、体育館は大騒ぎになっていた。 このゲームは、最も単純な遊びであるが、団栗を投げる順番を確かめたり、皆で的を見つめて点数を確認し合ったりして「皆と一緒に遊んでいる」感覚が強く、一人遊びの多い現代の子供には受けたようであった。

授業の終りに、先生の「今日の団栗遊びはどうでしたか?」の問いかけに、大勢の子供が勢いよく手を上げ、次々に好感想を述べていた。集合写真を撮って、教室を出るときには、殆どの子が来て握手やハイタッチで送ってくれた。 中には「今度はいつ来るの?」と聞く子も居て、成功を確認することが出来た。




   


本日のメニュー マラカス作り
「どんぐりごま」で遊んでみる 「まとあて」ゲーム



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