身延線沿線の里山ハイク
《落ち葉を踏みながら晩秋を楽しむ ゆるりハイク》
日  時 11月21日(木)8:00〜18:00
天  候 晴れ
参加人数 会員14名
コース  身延線甲斐岩間駅〜久那土駅間の低山を歩く
標高差150m、歩行距離4q
案  内 田中 智さん(げんごろう工房)
配布資料 近辺の地図



この時期としては暖かい日で快晴です。

穴山駅前 8時に集合し、8時8分穴山駅発の電車で出発しました。甲府駅で乗換、身延線の甲斐岩間駅までの電車旅です。

10時14分甲斐岩間駅に到着。げんごろうさんからコースの説明を受け、駅から見える低山を目指してゆるりハイクを開始しました。
甲斐岩間を中心とする六郷地域はハンコの里だそうで、トイレ、マンホールの蓋、団地の壁などには印鑑に使われる篆書体の文字が目を引きます。
宮原浅間神社の前の葛篭川を渡り、里山さんぽ道に入っていきました。

この里山にはカタクリの群生地があり、4月の上旬が見頃だそうです。
マユミの木の可愛い実やシロヨメナ、様々なシダ類(ミヤマクマワラビ、クマワラビ、オオハナワラビ、ヤマソテツ、イノモトソウ、リョウメンシダ)などを観察しながら、12時頃に頂上に到着。

ここで昼食をとり、12時半、久那士駅に向かい、木漏れ日を浴びながら稜線を歩きます。
地図には記載がなく、ただ低山と呼んでいましたが、標識から峠は「ミソッコボシ峠」と知りました。

ミソッコボシ峠付近で、このまま久那士駅まで行くと14時10分発の電車には間に合いそうもないと判断。
早めに帰宅しなくてはいけないグループと次の電車でも問題ないグループの2班に分かれ行動する事に。

早く帰宅するグループ5名は甲斐岩間駅に向かい、無事14時19分甲斐岩間駅発に乗車、16時3分穴山駅に到着しました。

急がない9名は当初の計画通り久那土駅に向かいます。ミソッコボシ峠は、以前は畑地だったそうで、比較的平坦で、どっちの方向へも進めそう。
木に赤いリボンを巻いてあるのを見つけてそちらへ向かいます。前々日下見をしてくださった先生をしても迷いそうな道です。
まだまだ青く色づいていない木々の中、やっと色づき始めたイロハモミジ、エンコウカエデ、ヤマコウバシを見たり、カマツカの実を見たりしながら、ゆっくりと下っていきました。

久那土駅に着いたのは15時前でしたが、次の電車は16時14発です。「エー」となりましたが、15時台は上りも下りもないこと。ほとんどがワンマンカーで車掌乗務は数少ないこと。ローカル線ならではです。
待合室のサンスベリア(観葉植物)に水をやりに来た初老の男性が、待合室にこんなに人が居たことはないと驚いていました。

甲府駅の乗り継ぎが良かったにもかかわらず、穴山駅に着いたのは17時50分。もうとっぷり暮れていたましたが、
北杜とは全く違う、まだまだ秋の真っ只中の風情の市川三郷町と身延町を楽しんだ里山ハイクでした。




     



甲斐岩間駅前で
げんごろうさんから
コースの説明
ここは、ハンコの町 目指すはあの山!!
マンホールまでハンコ文字 宮原浅間神社 里山さんぽ道の入口
マユミの実 クマワラビ オオハナワラビ
ヤブソテツ イノモトソウ 太っ腹
稜線沿いを 「ミソッコボシ」の意味は?



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