上高地バスツアー
《ニリンソウ、サンカヨウを楽しむ》
日 時 5月19日(月)6:50〜17:00
天 候 晴れ
参加人数 会員22名
コース 小淵沢第1駐車場〜上高地バスターミナル〜河童橋〜明神〜河童橋
〜上高地バスターミナル 14:30〜小淵沢第1駐車場



お天気は開催直前までやきもきしたが、進むにつれ晴れて来た。
岡谷ジャンクション付近の工事渋滞でノロノロ運転となったが、「窓から樹々の花がよく見える」と苦にしない。北へ向かってい るためか、フジがまだ咲き残っていた。

 上高地に近づくと、雪の残る山が見えてきた。北杜市も空気がきれいなところだが、この辺り はさらに澄んでいることを感じる。
バスターミナルから歩き、河童橋で、くっきりとした穂高の山々を背景に記念写真を撮る。その後、明神を目指して歩を進める。
道に添ってニリンソウが群生していて、これにコチャルメルソウ、ズダヤクシュなどが混じる。
花の咲いているものだけ記録しても40種近くにもなり、花を見つけるとその都度立ち止まるのだから少しも前に進まない。時計係さんから「このままでは明神までも行けない」とネジを巻かれる。
そうこうするうちに、お目当てのサンカヨウも見えてきたが、株が小さいせいか花は無い。

明神には着かないが、11時40分になったので、ここでお弁当を食べる組と、明神まで行く健脚組とに分かれた。 お弁当を食べ始めると「あと5分頑張ればサンカヨウがどっさり見られるよ」との電話連絡で、「5分なら」とサンカヨウを見に行く。
お陰で目的を達成できて嬉しかった。

 帰路は、明神橋を渡って対岸を辿る予定であったが、私たちの足ではとても無理と、来た道を 帰ることにした。
道端のタチツボスミレは北杜でも見ているが、ここのは色が非常に濃く、ミヤマスミレもきれいだった。
往路では気が付かなかったアケボノシュスランがあちこちあるのには驚いた。シュスランの仲間と言えば、大層貴重で、見つけると大騒ぎする花だが、ここではごく 普通にたくさん見られた。
同じ道を帰ったにも拘わらず、新しい発見があり感動の連続であった。
予定の14時30分に、辛うじてバスに戻った。復路は工事渋滞も短く済み、予定通り17時に小淵沢に着き、ここで解散となった。

今回の上高地観察会は、多くの花達に出会え、興奮冷めやらぬまま家路についた。




 



バスターミナルから出発 河童橋 川面が美しい
ニリンソウ コチャルメルソウ ズダヤクシュ
コミヤマカタバミ ヒメイチゲ サンカヨウ
オオバキスミレ
河童橋付近で記念写真



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