フシグロセンノウ
【2006年8月】
ナデシコ科に属するフシグロセンノウは山地の林などに生える多年草で、甲斐小泉駅と甲斐大泉駅を結ぶ泉ライン沿いの林の下などに咲いていましたが、近年開発が進みほとんど見られなくなりました。現在は、観音平へ行く途中の土手にチラホラ見かける程度です。
花は枝別れした茎の先に付き、大きな5弁の朱赤色の花を付けるので、目立ちます。花弁の先は、切れ込まず大きく円盤状に開き、茎は高さ40センチから80センチ程に伸び直立し、葉と葉の節はやや太く黒褐色になるので、この名前が付けられました。
(撮影:澤 達二)