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八ヶ岳自然散策

草原のオオジシギ

写真 【2021年5月】
 初夏、八ヶ岳山麓の牧草地は緑色が濃くなっていきます。八ヶ岳の残雪の白色とのコントラストが美しい季節です。
 
早朝、カッコウやホトトギスなどの夏鳥たちの声が響き渡ります。 その声を聴きながら、モーニングコーヒーを飲んでいる時は「幸せだな」という思いしかありません。
 
時として、牧草地の上空から「ズビージャク、ズビージャク」という鳴き声が聞こえてくることがあります。 そして、「ザザザ・・・」という大きな羽音が続きます。 声の主はオオジシギです。細かな縞模様の体に、長いくちばしを持つ中形のシギです。 その羽音から「カミナリシギ」とも呼ばれています。環境省から「準絶滅危惧」に選定され、数が減っている鳥です。

(文・写真 竹内時男)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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