【2024年3月】
春が近づくと心が落ち着かなくなる。スミレ探しのワクワク感でいっぱいになるからだ。
ニオイタチツボスミレとの出会いは7年前の4月中旬、家から車で5~6分の谷戸城跡公園だった。
そこには数種類のスミレがあったが南斜面に回った時のこと、見渡すとあちらこちらにスミレの花が目にとまった。
よく見ると、それはタチツボスミレの様でもあるが、葉がそれよりも少し細長く、花弁は円みを帯び中心部は白く抜けている。
顔を近づけるとほのかに甘い香りがした。何と優しい感じのスミレか!「ニオイタチツボスミレ」と教えてもらった。
私は一目でこのスミレに心魅かれた。
それ以来、毎年ここでのスミレ観察が恒例となった。
最近ニオイタチツボスミレが少なくなっているのが残念だが、今年も又会いに行くのを楽しみにしている。
(文・写真 坂元みき子)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。 |
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