タイトル
< 美し森周辺の早春の野鳥 >
日  時2004年3月28日 10:00〜12:00
天  候
参加人数39名
コ ー ス美し森駐車場〜高根荘〜美し森駐車場

晴天に恵まれた美し森観光案内所の駐車場に39名の会員が集まりました。 本日のガイドは当クラブの代表、齋藤さんです。

集合地までの道路には雪はまったく見えないのに美し森の遊歩道にはところによってはまだ10cm位の雪が残っていました。 早春の美し森ではウグイスのさえずりはまだ先のようです。それでもコガラやエナガのつがいが見られ、 ホオジロが元気に飛ぶ姿も見られました。


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美し森の駐車場に集まった会員たち

今日のコースの説明をする齋藤代表

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駐車場からの上り階段が長く続きます。

階段を上りきると南アルプスや八ヶ岳連峰の視界が開けます。

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八ヶ岳の主峰赤岳をバックに記念撮影

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木の階段は登りやすいだけでなくハイカーが道の周辺の植物を 踏み荒らさなくなるため環境の保全に役立っています。

テングス病に罹った木
― 枝が密集しています ―

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シカの通り道
シカは藪などを避けて通りますから
人間にとっても歩きやすい道です。

リスの古巣

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今の時期はまだ野鳥は縄張りを持ちませんが、同じ種類の野鳥が餌場で喧嘩をするようになると 縄張りを主張する繁殖の時期が近づいています。

高根荘前で休憩
熱心な会員の質問に答える齋藤代表

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シカの天敵のオオカミがいなくなったため日本の各地でシカが増えつつありますが 八ヶ岳南麓のシカは増え過ぎてはいるとは思えません。当クラブでは継続してシカの生息調査をしていきます。

木々の下枝をカットすると野鳥の生息環境が変わり、影響を与えます。下枝をカットしたこの森には ルリビタキなどは来なくなるでしょう。

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シカの角研ぎをした跡です。

雪上に比較的新しい足跡がありました。シカかカモシカの足跡です。

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この周辺に見られるように八ヶ岳山麓には植林された針葉樹の森が広がっていますが 針葉樹は伐採しても経済的に合わないので、そのまま放置されています。 これからは自然環境の保全のため広葉樹を植林する時代だと思います。

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最後に齋藤代表から周辺の説明がありました。 「この付近は夏鳥の観察ポイントです。 夏 再度観察に訪れると野鳥の季節変化を実感できます。」

八ヶ岳自然ふれあいセンターで開催される鳥獣の写真展 (4/16〜5/10) について紹介する大作副代表と桑島さん

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4月7日に総会を開催します。クラブに対する皆さんの考えをお聞ききしたい と思いますので、多くの会員の参加をお願いします。……と飯田事務局長


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