鷹の渡り観察会 | |
日 時 | 2005年 9月12〜26日(日帰りで3回実施) |
天 候 | 晴 |
参加人数 | 延べ35名 |
場 所 | 長野県白樺峠 |
タカの仲間が秋に日本を縦断し南に渡るとき、中部山岳ではある特定の峠を越えて行くことが分かってます。その中でも有名な峠が長野県の白樺峠です。 八ヶ岳自然クラブではこの鷹の渡りを観察するため9月に3回に亘って白樺峠で観察会を開催しました。 1回目は9月12日に実施しましたが、その日の渡りは総数300羽余りでした。すっきりした晴れのタカ日和でしたが、 多くが高いところを飛んだため、峠に居た3時間位の時間では迫力ある渡りは見られませんでした。 2回目の9月17日も晴天となり、渡りの1日総数は1000羽近くとなり、観察場所の近くを飛んだため、迫力がありました。 3回目の9月26日は渡りの1日総数3000羽余りと、4年前の大記録に次ぐ大当たりの日になり、参加者は渡りの迫力を十分満喫できました。 渡りは雨が続いた後の晴れた日に特に多く見られ、天気予報を見ながら前日に実施日を決めましたが、それでも当たり外れがあり、 なかなか難しいものです。 |
白樺峠の駐車場に到着。本日のガイドは猛禽類に詳しい会員の山路さんです。観察前に 鷹の渡りの特徴について詳しく説明がありました。渡りの初期ではサシバやハチクマが多いそうです。 | |
駐車場から観察場所の白樺峠まで20分程の山道を上ります。 周辺の木はほとんどが白樺です。 | |
観察場所は見通しの良い斜面を階段状に整地し、そこに太い丸太の腰掛が設置されていて、 整備が行き届いた快適な場所です。 | |
この方角から鷹が上昇気流に乗って舞い上がってくるはずですが・・・・・ |
なかなか現れない鷹を待つ参加者 |
ようやく1羽、2羽と上空を通り過ぎていきます。 | 我々以外にも数グループが来ており、大きな望遠レンズをセットして待ち受けていました。 |
白樺峠の名の通り峠は白樺がびっしりと生えていました。 |
迫力のある渡りは見れませんでしたが、ある程度の渡りを見て帰り支度です。 |
第3回の観察会 | |
午前中はときに1羽、2羽が南へ飛ぶのが時折見れた程度でした。ところがお弁当を食べ終わったころ、 北東の方向から集団で飛んで来るのが分かり、それが旋回しながら上へ上へと上がるいわゆるタカ柱と なりました。数もどんどん増えて、いくつものタカ柱となりました。真上を見上げる人、松本平の上空を 見上げる人、南東の白樺林あたりを見上げる人、そんな情景が続きました。 |