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写真で見る八ヶ岳南麓の野生動物
(撮影・文 大作栄一郎)
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名前:ニホンイノシシ
コメント:「インシシらしき動物が毎夜出てくる」と言う情報で、長坂町の農家で粘って撮影しました。3月の夕暮、車中からの撮影で、どうにか2枚物にできました。最近、南麓では増加傾向にあり農作物への被害が発生しており、時には、子供運れのイノシシファミリーを、横断道や牧草地で見ることがあります。
名前:カモシカ
コメント: 南麓では微増傾向(?)にあり、.主に横断道の擁壁上で、冬季に見かけます。カモシカはなわばり意識が強いのか、見かける個体はほとんど同個体です。写真上は吐龍の滝付近で、下は横断道1330mの道路標識付近で撮影したものです。カモシカ撮影は、相手があまり動かないため、撮り易い動物です。
名前:キツネ
コメント:南麓全域(一部住宅地は除く)に生息しています。写真上は県営牧場の草地で1月に、下の親子は長坂町の田圃で5月に、それぞれ撮影しました。キツネは警戒心が強いと言われていますが、こちらが車中にいる限り、撮影に協力してくれます。ただし最近では、南麓は住宅建築ラッシュらしく、キツネが巣穴を掘るに適した場所が、住宅地になりつつあります。
名前:タヌキ
コメント:近年、激減傾向にある悲しい運命の動物です。けもの偏に里と書いて「狸」です。里山を代表する動物も、皮膚病による脱毛、交通事故、生息適地の減少などで、南麓では風前の灯火状態です。写真上は大泉町で5月に、下は同じく大泉町で12月に、それぞれ撮影しましたが、集団タヌキの光景は、今後見ることが少なくなることでしょう。残念!
名前:ニホンジカ
コメント:八ケ岳を代表する動物が、このニホンジカです。近年、良く見かけるようになり、徐々に農作物や樹木などへの被害が出ており、今や、有害獣として駆除対象になりました。写真上は県営牧場で1月に、中は七里が岩沿いの牧草地で12月の夜間に、下は観音平付近で9月に、それぞれ撮影しました。
名前:ニホンリス
コメント:森のやんちゃ君と形容しても良いほど、可愛らしい動物です。山麓の全域の森に住んでいましたが、近年では建築ラッシュのあおりを受けて、その生息地が狭まりつつあります。写真上は小淵沢町で1月に、中は大泉村の野鳥食堂(餌台)のリンゴスターで1月に、下は宙を飛ぶ個体を大泉町で2月に、それぞれ撮影しました。
名前:ニホンザル
コメント:近年、南アルプス方面から八ケ岳南麓へと住民票を移しつつあります。今のところは、七里ケ岩沿い(釜無川)の森などに生息しており、農作物を荒らすようになり、有害獣として駆除されつつあります。写具上は柿食い猿、下の親子猿ともども小淵沢町で1月に撮影しました。
名前:ハクビシン
コメント:在来種なのか外来種なのか物議をかもしている動物で、漢字で書くと「白鼻心」です。その謎の動物が南麓の地で見られるようになったのは最近のことですが、今やその生息域を拡大しつつあります。果樹が大好物ですので、将来、果樹への被害は予想されます。写真は大泉町の人家で2月に撮影しました。
名前:イタチ
コメント:里の田園地帯で見かけることの多かった動物ですが、近年のコンクリートによる河川改修で生息地や餌の激減、交通事故などで姿を消しつつあります。写真は子イタチらしき個体を、10年前に大泉町の人家の庭で撮影しましたが、今では姿を見ることが無くなった、とそこの家人は語っていました。
名前:テン
コメント:可愛らしい顔をしていますが、その性質は狂暴とのことです。行動はほとんど夜間ですが、厳寒期には餌不足から日中でも姿を見せることがあります。写真は長坂町の人家に姿を見せた個体を2月に撮影しましたが、熟柿をおいしそうに食べていました。
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