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春陽に育つアズマイチゲ

アズマイチゲは漢字で東一花または東一華と書き、この名から茎に一輪の花を咲かせると想像させられる。ちなみにイチゲソウを広辞苑で引いてみると、一輪草の別称とある。しかしこれと似ているが、別種にイチリンソウがあるので混同してはならない。植物分類上はどちらもキンポウゲ科イチリンソウ属に入っているのだが、広辞苑は文学的観点からの定義であろうか。
写真の花は4月中旬に大泉の標高1000mほどの小さな沢辺に群生していた。白花の径が3cm、背丈10cm位の可憐な花だ。この上を覆っている落葉樹が葉を付けるまでの短い時間に、急いで咲き尽くそうとする姿に感銘した。
(撮影:青木興家)