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八ヶ岳自然散策

ヤマシャクヤク

写真 【2023年5月】
中国から渡来した「芍薬」に葉や蕾が似ていて山地に自生していることから「ヤマシャクヤク」の名前が付きました。 4月から5月の標高の高い所で咲きます。
 
花びらは5から7枚で雄しべや雌しべを抱きかかえるように半開きで丸く咲きます。咲いている期間は3~4日と短命です。 夏の終わり頃に熟した実がザクロのように裂けて赤と黒の種が現れます。実生から開花まで3~4年かかります。
 
高1000mの自宅の庭では毎年4月下旬頃に開花します。 八ヶ岳周辺で自生している所はあるのですが花期が短いので咲いているところに出会うのはなかなか難しいです。 自生している所ではありませんが(多分)茅野の「つどいの里山野草園」の山の急斜面ではヤマシャクヤクの群生を見ることができます。

(文・写真 西堀 博之)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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