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冬の森
それぞれの季節で森はいろいろな表情を見せてくれます。中でも私がいちばん好きなのが冬の森です。木の葉が落ちて林床が明るい、ということも関係するのでしょうが、なぜか冬の森を歩くと心が満たされてくるように感じるのです。
 先日、ある人からこんな話を聞きました。「冬=ふゆ」の語源は「ふゆる」、つまり「ふえる=増える」なのだそうです。なにが増えるのかというと、その人はこう続けました。「・・・“たま”が増えるのです。“たま”とは“たましい”のことです。」と。
 春から夏、森は生命であふれかえります。冬はその生命を開かせるための、目には見えない存在=“たましい”が際立つ、ということなのでしょうか?
そしてその“たましい”たちによってそこを歩く人の心も満たされていくのかもしれません。
(撮影:中島和也)