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八ヶ岳自然散策

信玄棒道の春

【2005年4月】
冬色の森の中に、黄色く浮かぶダンコウバイの花を見つけると、信玄棒道にも遅い春がやって来ます。 カラマツの針状の新芽が一斉に芽吹き始め、日一日と森を緑に染め、ハンの木も今年の花芽と去年の果穂を一緒に付けて、まだ寂しい森を彩ります。下旬には山桜の淡い花色が加わり、橙赤色のクサボケ、青紫色のフデリンドウ、純白の花穂をすくっと伸ばし群生しているヒトリシズカ、ハート形の葉を付けたイカリソウ、大きな葉に小さな花を咲かせるシロバナエンレイソウ、桃色の小さな花を沢山付けるベニバナイチヤクソウなど次々に咲き出し、これからの季節、棒道の散策がさらに楽しくなります。
撮影= 岩田いせ子
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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