【2026年8月】
ウグイスの囀(さえず)りは春のものと思われるが、八ヶ岳山麓では8月になってもウグイスの囀りがよく聞かれる。
但し「ホーホケキョ」より「ケキョケキョケキョ、、、」と連続的に鳴く「谷渡り」が主になる。
谷渡りの囀りは長らく「敵が近づいた時の警戒音」と言われていたが、
最近の研究では「雌に対しての情熱的なアプローチ」としての意味合い(主に繁殖期)もあるとされている。
また夏の谷渡りは自分や幼鳥の餌場を確保するため、また「換羽期(羽根の生え替わり)」で体力が弱る事へのストレスから来る強い
「なわばり宣言」とも言われる。
谷渡りには「のどかな恋の歌」と言うより「生きる」ための強い思いが感じられる。(権現岳山麓にて)
(文・写真 渡辺秀正)