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八ヶ岳自然散策

縞枯山

【2011年2月】
ピラタス山頂駅から五辻方面へ歩くと南西斜面に針葉樹林の立ち枯れが帯状に見える縞枯山が見えてくる。 シラビソやオオシラビソの立ち枯れが約30mの帯状で5~6段続き、更に水平方向に約300~500m伸びている。
これを縞枯れ現象と呼ぶが、亜高山帯の南西斜面の風の強く当たる場所に限られ、 樹齢70~100年の樹木が周期的に世代交代しているようだ。 他の北八ッの山々にも 見られるが、特にこの山が代表例になっている。
山頂の稜線からは縞枯れ現象が良く分かる。 積雪期には木々にエビの尻尾と呼ばれる樹氷が取りついてモノトーンの特異な風景を見せてくれる。
 (文・写真 坂本鋼治)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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