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八ヶ岳自然散策

ジョウビタキの親子

【2015年7月】
冬になると家の周囲にもやって来て、さかんに「ヒッ、ヒッ」と鳴いて縄張りを宣言する鳥がいたら、 それはジョウビタキでしょう。
時々ピョコンとお辞儀をして尾を震わせます。雄親は胸から腹、尾のオレンジ色と黒い翼の白い班が目立ちます。
日本では冬にしか見られないジョウビタキですが、ここ数年にわたる調査の結果、渡らずに、 八ヶ岳周辺で継続的に繁殖していることが判明し、今後繁殖地域の拡大が予想されます。 見つかった巣はすべてリゾート地や別荘地の建物の人工物に造られていました。
この夏も八ヶ岳周辺で元気なヒナが巣立っています。 皆さんの周囲にも「ジッ、ジッ」と鳴いて餌をねだっているヒナの姿が見られるかもしれません。 ヒナの尾はまだ短いけれどオレンジ色で、翼の白い斑も見えます。(文・写真 山路公紀)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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