【2018年4月】
この冬は寒かったので、春の暖かさがよりうれしくなります。春の里山歩きでは草花たちとの出会いも楽しみです。
ツクシもあちこちに顔を出しています。漢字では「土筆」、ツクシの形をうまく表していますね。山菜として春の味も楽しみです。
食べるには茎を取り巻いている葉が変形した「はかま」をとらないといけません。
「あく」で指が黒くなったことがあることでしょう。
スギナというシダ植物の胞子茎で、スギナとツクシは地下茎でつながっています。
しかし、本当につながっていることを確かめた人は少ないでしょう。根元を掘ると、地下茎が長く続いていることが分かります。
駆除が難しい畑の雑草として嫌われているのも納得がいきます。 (文・写真 竹内 時男)