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八ヶ岳自然散策

キバネツノトンボ

写真 【2020年6月】
 名前に「トンボ」とついているがトンボではなくウスバカゲロウの仲間。
 活動期は4~6月頃。体長23mm開帳52mm、触覚が長く翅は体の割に大きい。前翅は透明で後翅は鮮やかな黄色と黒のまだら模様が印象的。 幼虫はウスバカゲロウの仲間なので姿はアリジゴクに似ている。生息地は限られており稀少昆虫でもある。
 
北杜市や韮崎市では日中の河川敷や丘陵地の草原を活発に飛んでいる姿が見られる。翅を閉じている姿しか見たことが無かったが今回、 広げている姿に初めて出会い感激であった。この時期、背の高い草の茎に産み付けられた2列に並んだ卵を見つけるのも楽しみの1つ。
外出自粛が続く中、身近なところで 探索してみるのもおもしろいかもしれません。

(写真・文 岸田 はるみ)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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