【2022年6月】
清里から増富に抜ける高須林道(クリスタルライン)を散策中、林道と交差する沢に咲く純白の可憐な花が目に飛び込んできました。
長さ15cm以上に及ぶ複総状花序が何本も垂れ下がって咲く様は見事でした。
この花はエゴノキ科アサガラ属の落葉小高木オオバアサガラです。
すぐそばには満開のエゴノキもあり、貴重な花の競演に出会うことができました。
八ヶ岳では日本にあるエゴノキ科2属5種のうちハクウンボクを含め、3種の樹木を見ることができます。
とても残念なのですが、写真の樹は県有林の伐採工事で切られ今は見ることが出来ません。
山地の渓流沿いや林道沿いに多く生える樹木という事なので探してみてはいかがでしょうか。
(文・写真 小戸森 至)