本文へスキップ

八ヶ岳自然散策

コマクサ(ケシ科)

【2005年8月】
八ヶ岳連峰は北岳や白馬岳と並ぶ高山植物の宝庫といわれ、8月初旬赤岳~硫黄岳周辺の砂礫地に数多くの高山植物を目のあたりにする。
登山者はこの稜線でお花畠を目にすると疲れを忘れ、心をなごませてくれる。
中でもコマクサ(花の横顔が馬「駒」の顔に似ているからだと、いわれている)の葉は青緑色のレースで可憐な花。コマクサは単独で一つにまとまった群落で白花品は白花コマクサと呼ばれている。淡いピンクと白の花をつけるエキゾチックな花の姿である。さすが高山植物の女王といえる。他の植物の住めないようなザレ場で風雨に耐えながら生育する。この群落は八ヶ岳ならではの魅力といえよう。(写真:岩城 昭一)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
 トップ記事
 
次月
 
2005年8月
コマクサ(ケシ科)
 
前月
 
 過去の記事一覧表