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八ヶ岳自然散策

木の子な森-タマゴダケ

【2005年9月】
キノコは、秋のものと考えがちですが、早春、雪下に生えるエノキダケ、5月のハルシメジやアミガサダケ、初夏から秋のチチタケやタマゴダケなど、秋以外にも色々なキノコが見られます。八ヶ岳周辺は、コナラ、クルミ、カバ類などの広葉樹やアカマツ、カラマツ、モミなどの針葉樹が混生した森も多く、発生するキノコの種類は豊富です。写真のタマゴダケは、オレンジ色が非常に鮮やかな大型のキノコで、ヨーロッパでは「皇帝」のキノコという学名がついています。食用とされますが、近縁のテングダケの仲間には、毒性の強いキノコが多いので、注意が必要です。今年は、目線をちょっとだけ下ろして、八ヶ岳の森をゆっくり散策してみてください。初対面のキノコが出会いを待っていますよ!
(撮影:木村友浩)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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