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八ヶ岳自然散策

ホシガラス(星烏)

【2007年8月】
夏山シーズン真っ盛り、涼を求めて八ヶ岳へ登る。カラマツ、シラカンバの混生林もやがてダケカンバ、シラビソに変わり、亜高山帯~高山帯に入ると、突然、ガアーガアーと少し騒がしい濁声が聞こえた。注意して見ると20mほど前の登山道を跳ね歩いているホシガラスを発見。
この鳥は針葉樹林帯を好んで生活し、鋭い嘴で針葉樹の種子や昆虫などを食べている。全長35cm程度で、同じカラス科のカケスと似た大きさであるが、ホシガラスは顎から首、胸は黒褐色をべ一スに白色の斑点が並ぶので間違えることはない。
四国、本州、北海道の亜高山帯に分布する留鳥である。人を恐れる様子もなく、ある距離を保って枝から枝へ飛び移り、都合よく針葉樹の先端でポーズをとってくれた。(撮影:亀村 平男)

このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
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