本文へスキップ

八ヶ岳自然散策

林の中にアイスクリーム?

【2007年10月】
赤いイチゴのアイスクリームに、アーモンドの白い粒をトッピングしたようなベニテングタケ。落ち葉の間から顔を出した、生まれたての鮮やかさです。おとぎ話の中の挿し絵に使われるキノコのひとつです。その派手な色合いから猛毒のキノコと思われがちですが、食べると下痢や嘔吐、幻覚などをおこしても、死ぬような事はまずありません。でも、毒キノコであることには変わりはありませんから、おいしそうだからと言って決して食べないように。
周りにヤマボウシの実が散らばっていますが、秋の山道を歩いていて、赤や紫の実を見つけると、それが食ぺられないものであっても、なぜか嬉しくなつてしまいます。これからの季節は色とりどりの実が熟して、秋は日ごとに深まっていきます。
(撮影:近藤 平蔵)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
 トップ記事
 
次月
 
2007年10月
林の中にアイスクリーム?
前月
 
 過去の記事一覧表