本文へスキップ

八ヶ岳自然散策

ミツバチの翅音

【2013年4月】
八ヶ岳南麓、標高1100m付近の泉ライン道路脇のダンコウバイが咲き始めました。 小さな黄色い花を見かけたら、散策の足を止めて目を凝らしてみませんか。 忙しそうに飛びまわっているミツバチの姿を見かけるはずです。

ミツバチにとって、"無事に冬を越す"ことは一大事業です。 夏の長雨で十分に花蜜を集められなかったり、いつもより冬が長びいて草木の開花が遅れると、越冬用食糧が底をついて、 春が来る前にコロニーが崩壊してしまうのもそう珍しいことではありません。
ダンコウバイのミツバチたちは、そんな冬の試練を乗り越え、 春の分蜂(=分家)に向けて家族を増やそうと張り切って蜜や花粉を集めているのです。
(文・写真 田中 盛)
このページは、「 八ヶ岳ジャーナル」紙に寄稿した記事を掲載しています。
 
 トップ記事
 
次月
 
2013年4月
ミツバチの翅音
 
前月
 
 過去の記事一覧表