【【2017年6月】
これからの季節、日当たりの良い草地を歩いていると色々な種類のバッタと出会う。姿形や色・大きさも微妙に違っていて結構面白い。
このピンクの幼虫は、近くの田んぼ脇の草むらで偶然に見かけたもの。このような珍しい出会いもあるのですね。通常ヒナバッタは褐色をした小型(20㎜前後)のバッタでトノサマバッタの半分くらいの大きさである。腹部の黒い縞模様が特徴だが、前述のピンク個体では縞模様は、はっきりしない。
イネ科植物を食べ成虫は6月頃と9月頃の年2回発生し全国どこでも見られる。寒さに強く「シュルルル・・・」と鳴く声は12月になっても聞かれる。自然に恵まれた八ヶ岳山麓。身近な足下にも楽しい世界が拡がっている。 (文・写真 岸田はるみ)