【2021年6月】
初夏になると現れる体長10~20㎜ほどの小型のカミキリ。パンダに似ていて虫嫌いの人でも思わずファンになってしまいそう。
外来種で、江戸時代末期に繊維をとるため輸入された植物のラミー(イラクサ科)と共に入ってきたようです。
食草はカラムシやムクゲ、アメリカフヨウなどの葉や茎である。身近な植物なので虫の姿は容易に見つけることができるでしょう。
この地へ来て四半世紀が経ちました。憧れの八ヶ岳山麓の美しい山脈は勿論、農業地域という恵まれた環境が好きです。
この自然の中で私の知らない生物との出会はマンネリ化しがちな日々をワクワクさせてくれる。
昨年来のコロナ感染の影響で八ヶ岳山麓でも日常生活は変わりつつある。願わくば、この自然だけは変わりませんように。
(文・写真 岸田 はるみ)